「まだお米の値段が高い…」と感じている方、多いのではないでしょうか。
子供のころ、母から「おかずばっかり食べないでご飯(白米)を食べなさい!」とよく言われたものです。当時は白米が比較的安価だったので、「まずはお米でお腹を満たしてほしい」という親心だったのでしょう。でも、今はその白米も高騰気味。今の子供たちは何でお腹を満たしているのだろう、なんて考えてしまいます。
大人になった今も食欲旺盛な私。白米だけを炊いてお腹いっぱい食べると、食費がかさんでしまいます。そこで注目したのが「もち麦 ダイシモチ」です。
我が家では白米にもち麦 ダイシモチを混ぜて炊く「もち麦ごはん」をよく食べているのですが、ふと思ったんです。「これ、白米なしでダイシモチだけでもいけるのでは?」と。
なぜなら、もち麦 ダイシモチは5kgで2,000円程度と、現在の白米の約半分の価格で手に入るからです。これは試してみる価値あり!
この記事では、
- もち麦 ダイシモチを主食の代わりにできるか検証した結果
- 白米に混ぜる以外で、もち麦 ダイシモチを美味しく活用するレシピ3選
をご紹介します。

白米の価格高騰にお困りの方、もち麦 ダイシモチの購入を検討中の方、すでにお持ちの方にも、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
※この記事での炊飯方法は、基本的に保温調理鍋(シャトルシェフ)を使用しています。 炊飯器をお持ちの方も多いと思いますが、我が家には炊飯器がなく、シャトルシェフで炊飯しているため、その点ご了承ください。シャトルシェフユーザーの方はもちろん、そうでない方にも、もち麦 ダイシモチの魅力や活用法が伝わるように書いていきます。
まずは基本!もち麦「ダイシモチ」とは?
もち麦 ダイシモチは、炊くと約3倍に膨らみ、食物繊維が豊富。いつものご飯に混ぜるだけで、プチプチとした食感と満足感がプラスされる人気の食材です。
もち麦 ダイシモチの詳しい情報(特徴、栄養、基本的な炊き方、購入者のレビューなど)は、以下のページで確認できます。
我が家流「もち麦ごはん」の炊き方(シャトルシェフ使用)
我が家では試行錯誤の結果、シャトルシェフを使用する場合、以下の分量と手順で炊くのが一番美味しく感じています。
材料
- 白米:2合
- もち麦 ダイシモチ:1合
- 水:720ml(白米2合分360ml + もち麦 ダイシモチ1合分360ml)
- この合計3合での水の分量です。量を変更する場合は調整が必要になる可能性があります。
- もち麦 ダイシモチを浸水させる容器(ボールなど、あると便利)
- シャトルシェフ(調理鍋と保温容器)
作り方
- もち麦 ダイシモチを軽く洗います。
- もち麦 ダイシモチと水360mlを調理鍋または別の容器(ボールなど)に入れ、半日~1日浸水させます。(私はボールに入れて冷蔵庫で浸水させています。衛生的で、浸水中もシャトルシェフが使えて便利です)
- もち麦 ダイシモチの浸水が終わったら、白米2合を通常通り洗います。
- 浸水させたもち麦 ダイシモチ(水は捨てない)に、洗った白米と追加の水360mlを加えます。
- ④の状態で、さらに30分浸水させます。
- (容器で浸水させた場合)⑤を調理鍋に移します。
- 調理鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にして2分加熱します。
- 調理鍋を保温容器に移し、30分~1時間保温します。
- 30分経ったら鍋を傾け、水分が出てこないか確認。まだ水分が残っているようなら、吸水されるまで追加で保温してください。
- 保温が終わったら全体をさっくり混ぜ、蓋をして5~10分蒸らします。(蒸らすとふっくら仕上がりますが、10分以上蒸らすと柔らかくなりすぎることも)
- 完成!
もち麦ごはんの完成写真は準備中です
※すみません、最近は節約のため、次にご紹介する「もち麦だけごはん」ばかり炊いており、もち麦ごはんの写真がありません…。また炊いたらアップします!

白米よ、安くなっておくれ…(切実)
ちなみにシャトルシェフは、火にかける時間が短く、あとは放っておくだけなので光熱費の節約にもなり、とても便利です。私が2年以上使ってみた本音レビューはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
【検証】もち麦 ダイシモチだけで炊いて主食にできるか?
いよいよ本題です。白米の代わりに、もち麦 ダイシモチだけで炊いてみました。
我が家流「もち麦だけごはん」の炊き方(シャトルシェフ使用)
もち麦 ダイシモチだけで食べる場合、少し柔らかめに炊いた方が食べやすいと感じました。以下はそのためのレシピです。
材料
- もち麦 ダイシモチ:1合
- 水:500ml
- この1合での水の分量です。量を変更する場合は調整が必要になる可能性があります。
- もち麦 ダイシモチを浸水させる容器(ボールなど、あると便利)
- シャトルシェフ(調理鍋と保温容器)
作り方
- もち麦 ダイシモチを軽く洗います。
- もち麦 ダイシモチと水500mlを調理鍋または別の容器(ボールなど)に入れ、半日~1日浸水させます。(冷蔵庫での浸水がおすすめです)
- (容器で浸水させた場合)②を調理鍋に移します。
- 調理鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にして2分加熱します。
- 調理鍋を保温容器に移し、30分~1時間保温します。
- 30分経ったら鍋を傾け、水分が出てこないか確認し、必要なら追加保温。
- 保温が終わったら全体をさっくり混ぜ、蓋をして5~10分蒸らします。
- 完成!
見てください、1合がこんなに膨らみました! 約3倍です。


「もち麦だけごはん」をそのまま食べてみた感想
炊きあがった「もち麦だけごはん」を、白米と同じようにお茶碗によそって一口。
正直な感想としては…
- 口の中に、もち麦特有のぬめりを感じる
- 少しえぐみ(渋みのような味)がある
- 麦の殻(外皮)の存在感が舌に残る
白米を食べるつもりで口にすると、「うーん、ちょっと違うな」というのが本音です。
ただ、プチプチとした独特の食感は楽しく、腹持ちは抜群に良いです。
この独特の風味をカバーできないかと思い、納豆をかけて食べてみました。すると、納豆のネバネバ感と旨味が、もち麦のぬめりやえぐみをうまくマスキングしてくれて、かなり食べやすくなりました!

ただし、注意点が一つ。
もち麦は食物繊維が非常に豊富です。そのため、私の場合、一度にお茶碗一杯分(約150g)を食べたら、お腹が張ってしまい、消化不良気味になりました。(※消化については個人差が大きいと思います)
色々試した結果、私にとっては一度に大さじ3杯程度(約40~50g)が、美味しく食べられてお腹の調子も悪くならない適量でした。
「たった大さじ3杯?」と思われるかもしれませんが、白米大さじ3杯と比べると、もち麦だけごはんの方が圧倒的に腹持ちが良いんです。少量でも満足感が得やすいのは大きなメリットだと感じています。
結論:もち麦 ダイシモチだけで主食にするのは、風味や消化の面から少し工夫が必要。しかし、少量でも腹持ちが良いため、「ちょい足し」で活用するのが良さそう!
炊いた「もち麦だけごはん」を美味しく活用!おすすめレシピ3選
もち麦 ダイシモチをそのまま主食にするのは少しハードルがありましたが、炊いたものを料理に活用するのは非常におすすめです!私がよく作っている簡単レシピを3つご紹介します。
いつものサラダにトッピング
サラダに「もち麦だけごはん」を大さじ2杯ほど加えるだけ。プチプチ食感がアクセントになり、食べ応えがアップします。

おすすめのドレッシングは、シーザーやチェダーチーズなど、チーズ系の濃厚なドレッシングです。
チーズの風味やコクが、もち麦の独特な風味をカバーしてくれます。
最近は、冷凍の温野菜ミックスなども便利ですよね。
私も使ってみましたが、普段なかなか摂れないレンコンやかぼちゃを手軽に食べられて重宝しています。温野菜にトッピングする場合、電子レンジで加熱した後、袋に残った水分をしっかり切ってから器に盛り付け、もち麦とドレッシングを和えるのがポイント。水分が残っているとドレッシングが薄まってしまうので注意です!
いつものスープにプラス
お好みのスープに「もち麦だけごはん」を大さじ2杯ほど加えるのもおすすめです。(ミネストローネや具だくさんの中華スープなどによく合います)

スープに入れる際のポイントは2つ。
- できるだけ具だくさんのスープにする: メインはあくまで野菜などの具材。もち麦は食感と腹持ちをプラスする役割と考えると、独特の風味が気になりにくくなります。ぬめりや殻の感じも、他の具材と一緒ならほとんど感じません。
- おろし(または刻み)ショウガを少し加える: もち麦特有のえぐみが気になる場合、ショウガの風味がうまく消してくれます。体が温まる効果も期待できますね。

食物繊維が豊富なので、ここでも入れすぎには注意。少量加えるだけで満足感がアップしますよ。
なんちゃって!プチプチわらび餅風
もち麦のプチプチ食感を活かした、簡単デザートです。片栗粉のもちもち感と合わさって、新食感!満腹感も得られます。

材料(2人前)
- 片栗粉:大さじ5
- 水:350ml
- 炊いた「もち麦だけごはん」:大さじ3
- きな粉:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- きな粉と砂糖の比率は2:1で甘さ控えめです。お好みで調整してください。
- 鍋またはフライパン(テフロン加工など焦げ付きにくいものがおすすめ)
作り方
- 鍋(またはフライパン)に、片栗粉、水、もち麦だけごはんを入れてよく混ぜます。
- ①を中火にかけ、絶えずヘラなどでかき混ぜ続けます。(片栗粉が沈殿・分離しないように)
- 混ぜているうちに、だんだん全体がとろみを増し、透明感が出て、お餅のように固まってきます。
- 全体が均一に固まったら火を止めます。
- 粗熱が取れたら、そのまま、もしくはお好みの大きさに分けて器に盛ります。
- 冷たい方がお好みの場合や、もちもち感をアップさせたい場合は、粗熱が取れてから冷蔵庫で冷やすと美味しいです。
- きな粉と砂糖を混ぜ合わせたものをかけたら完成!
まとめ:もち麦ダイシモチは節約と満足感の味方!

白米の価格高騰が気になる中、より安価な「もち麦 ダイシモチ」を主食にできないか検証してみました。
結果として、白米の完全な代替として「もち麦だけ」を食べるのは、風味や消化の面で少し工夫が必要だと感じましたが、少量でも腹持ちが良く、食物繊維が豊富という大きなメリットがあります。
そして何より、炊いたもち麦はサラダやスープ、デザートなどに「ちょい足し」することで、料理の満足感を格段にアップさせてくれる優秀な食材です!
上手に活用すれば、食費の節約にも、日々の食事の満足度向上にも繋がるはずです。
「もち麦 ダイシモチ」、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
\もち麦 ダイシモチを見てみる👀/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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